ぽやさいアニメを探す旅

アニメを見ています。 twitter @polepolepotaku

『サイダーのように言葉が湧き上がる』を見ました

こんにちは、ぽやさいです。『サイダーのように言葉が湧き上がる』をTOHOシネマズ上野で見ました。※ネタバレあります ※『竜とそばかすの姫』のネタバレもあります

 

とてもいい映画でした。

見終わった時の爽やかさはまさにサイダーのようでしたね……

夏・田舎のショッピングモールという舞台、明るいタッチの映像、劇伴、主題歌、初々しいキャスト(主人公(17)の声優は撮影当初14歳!)、これら全てが噛み合って16歳17歳の、手垢のついた表現ですが、"甘酸っぱい"夏休みを描き出していました。 

 

以下雑多な感想です

 

愛敬由紀子先生のキャラデザ

スマイルちゃんかわいすぎ……チェリーくんもかわいい。みんなかわいい。

 

・田舎のショッピングモール 

ほんとにね、天才。田舎の中高生の夏休みは結局ショッピングモールのフリーWi-Fiがあるソファーなんですよ。等身大のひと夏の思い出を描く舞台としてショッピングモールを選んだセンスはハンパじゃないですね。

 

・話の山が引っ越しとレコード探し

いいですね。他人の悪意とそれに打ち勝つ過程を中心に描かれる作品よりも心地がいい。この「悪意のない世界」という感じはインターネットの果たす役割にも現れていると思います。『竜とそばかすの姫』では邪悪なインターネットが描かれていましたがここでは二人を繋ぐ紐帯としての役割に徹していましたね。細田守が書いてたら特定厨オタクがショッピングモールに乗り込んできそう(適当)

 

・マスクを外す動機付け

チェリーくんのヘッドホンとスマイルちゃんのマスクとが対比的に描かれるわけですが、チェリーくんのヘッドホンは中盤で割とあっさり外されちゃうんですよね。だからこそスマイルちゃんのマスクはいつ、どんなきっかけで外されるのかということがめちゃくちゃ気になりながら見ていました。すると最後の場面で思いを伝えたチェリーくんに応えてマスクを外すという展開!!!おいおいおいおい!!!「マスクを外す」という行為にここまで意味と感情を持たせられる技量に感服です。『竜とそばかすの姫』におけるアンベイルのチープさと比べてしまいましたね。

 

とにかく爽やかで、気持ちのいい映画でした。9点です。是非みなさんもご覧になってください。

『100日間生きたワニ』を見ました

どうも、ぽやさいです。映画『100日間生きたワニ』を見ました。前評判は散々でしたね。自分も原作を一度たりとも面白いと感じたことがなく、途中できくちゆうき先生をブロックした人間なのであまり期待せずに見に行きました。

結論から言ってしまうと制作陣の技量は素晴らしいと感じましたが、映画自体は面白くなかった印象です。

冒頭に原作の結末を出してしまって、カウントダウン形式で話が進んでいき、後半でワニ死後を描く。という構成は、短い原作を最大限活かして一本の映画を作るという課題を十分に達成してたように思います。原作の独特の間もセリフ、演技、演出でうまく表現されていて本当に漫画が動き出したような感じで良かったです。ただ、自分は原作漫画の独特の間が楽しめなかったので、うまく雰囲気を保っていたからこそ間延びした印象を受けてつまらなく感じました。

あの漫画が好きだった人にはぜひ見てほしいです。

『ハニーレモンソーダ』を見ました

ぽやさいです。またまたアニメに関する記事ではなく、実写映画『ハニーレモンソーダ』の感想になります。

なんでオタクくんがキラキラ青春映画を?となる方も多いかもしれませんが、諸般の事情によりエキストラ出演したこともあって見に行きました。話の本筋はよくある恋愛ものの域を出なかった印象です。以下思ったことを書き殴っていこうと思います。

・主人公はいじめられっ子で陽キャグループの長であるイケメン(そんなに顔は良くない)に見出され、いじめっ子から守られるのですが、なろう施し文法(貴族に見出されて才能が開花。守られる)に似ているなと感じました。オタクカルチャーの受容層に占める女性の割合が増えているからこのような現象が起こるのかなと考えたり考えなかったり。

・主人公の女の子(顔がいい)が絵を描く、歴史の本を家においている、植物の写真がいっぱい飾ってある、石がおいてある、など女オタクさんの共感を誘うための要素が随所に散りばめられていて驚きました。

・演出面で、突然漫画的コマ割りを画面分割で表現しようとするシーンがあって違和感が強く印象に残りました。

蔦谷好位置編曲の劇中歌は……最高w

・全員がiPhone8 docomoSIMを使っていて笑いました。

 

 

Oneplus 8 volte解放備忘録

アニメ感想ではありません

小生が昨年の4月に中古で購入し、デュアルSIMで運用していた Huawei mate10pro が最近不調(バッテリー劣化、インターネット接続が悪いなど)だったので、買い換えを決心しました。以前から小生は中古白ロムばかり購入していたのですが、今回こそは長く使えるいい物を新品で買おうと思い、色々検討した結果OPPOのサブブランドであり、ハイエンド製品に特化したブランドである(最近入門機のNordシリーズを発売した)Oneplusから発売されているOneplus8を購入することにしました。スペックはSnapdragon865、RAM8GB ROM128GB、リフレッシュレート90Hzの有機ELディスプレイという申し分ないのもの。レビューサイトで欠点として挙げられているvolte化(格安SIMや、大手が最近出した新料金プランで必ず必要になる通信方式volteがデフォルトでは使えない)なんてのもyoutubeでは十分くらいでやってる人ばっかりだし余裕でしょ!wと考えながら中国から海を渡ってくる愛機を1ヶ月待ちました。

そうして届いたOneplus8は箱からなんともかっこよく、開けてて出てきた本体も美しいデザインでもう大興奮!この動画を参考に(https://youtu.be/v7zUZhxNmPw)早速volte化を始めたわけです……

1.OneplusLogkitとEngineerModeの導入

まあこのvolte化ってのがとにかく大変だったんですよ。

まず最初にしなければならないのがスマホの隠し設定をイジるためのLogkitと、PCからスマホを奥深くをイジるためのEngineerModeの導入です。

本体の設定からビルド番号を連打して開発者モードにし、USBデバッグをオン。パソコンからapkファイルをぶち込むのですが……ここに1つ目の罠があります。なんとこのLogkit君、最新バージョンじゃダメなんです!このLogkitで、隠されているvolteスイッチを表示するのですが、最新バージョンではこのスイッチをオンにできません!

それを知らずに最新バージョン(Android11+って書いてるやつ)を入れてしまったばかりに正しいやつ(Android10+って書いてるやつ)に上書きするのにかなり手間取りました。

上2つをインストールし、*#800# と*#801#、それぞれの秘密の呪文(ここかっこいいから好き)で隠し設定を解放するところでスマホ側の操作は終了します。

2.QualcommDriverとPDCツールのインストール

こいつが厄介!最初に挙げた動画だとzipファイル解凍して終了〜みたいな顔つきしてますが、そうはいきません。もちろんzipファイルは解凍するのですが、それだけじゃだめなんです。おそらくOOSが11になったことが原因なのですが、動画の手順だと端末がPDCツールに表示されません!

ですのでここから様々な工夫が必要になってきます。ただ、どれのおかげでうまく行ったのかがはっきりはわからないのでやったことを全部挙げていきます。ここからはこのサイト(https://yoshinagon.com/blog-entry-1775.html)を参考にしました。

・別のドライバー三種の導入

上記のサイトで紹介されているドライバー三種をインストールしました。

・PCのコマンドプロンプトからスマホを操作

PDCツールの最新版をダウンロード

・EngineerModeでの接続を一番下のやつに変更

それぞれにたどり着くのにかなりの時間を要しました。ここが一番しんどかったですね。

これが終わればあとは細々とした設定をするだけなので楽ちんでした。

2021.07.06追記 上記サイトでActiveにするよう指示されるVolte-CUだと電話の着信はできますが発信ができません。この問題はCZ-vodafone〜というのをActiveにすると解決しました。

 

3.全てを終えて

まあスマホの初期設定なんてこんなもんでしょ、と言うにはかなりハードでしたがこれだけ手間をかけてもお釣りが来るくらい完成度の高い端末ですので是非どうぞ(ダイマ)

漁港の肉子ちゃん 感想

漁港の肉子ちゃんをTOHOシネマズ新宿で視聴しました。

全体としてはかなりよくできた作品だったと思います。

とにかく映像が美麗で気持ちが良かったです。出てきた五百円玉に平成25年と書いてあったので現代が舞台だと思うのですが、最近だとなかなかお目にかかれないような田舎の漁村の雰囲気がとても美しく描かれており、懐かしささえ感じました。

そしてもう一つ良かったのが小学5年生に対する描写の解像度の高さです。教室内での縄張り争い、転校生の立ち位置、そして初恋のような男女の淡い交わり。このあたりのリアリティが素晴らしかったからこそ、生い立ちと読書経験からくる少し大人びたキクリンが、大人になっていくという物語の本筋の説得力が増していてよかったです。

回想シーンでの伏線回収も綺麗でした。なんでこんな肉子ちゃんがオシャレなフレンチトーストを食べてるんだろ、というひっかかりがああいう形で回収され、映像の中では肉子ちゃんとキクリンとみうとが上手く重ねあわせられており、思わず声が出そうになりました。

残念だったのは反社組織がちらついたところ(ゆりあんレトリィバァの猫とか)と、隣でいびきかいて寝てたおじいさんが起きたと思ったら映画に出てきた単語を虚ろな目で繰り返しはじめた(「みすじ……」「神戸……」)せいで静まり返ったシーンを楽しめなかったところとが気になった程度でした。

7+点くらいあげたい。

開設

はじめまして、ぽやさいです。大学入学から早くも一年が経ち、腰を落ち着けてアニメを見始めたことだしアニメ感想なんかを残しておくブログを作ろうと思い開設しました。よろしくお願いします。